セイコーインスツルの電子辞書「DF-X10001」【拡大】
セイコーインスツルは7日、電子辞書事業から撤退し、2015年3月末をもって製造、販売を終了すると発表した。スマートフォンやタブレット端末の普及に押され、これ以上需要が伸びないと判断した。
同社は、1987年に電子辞書事業を開始し、学生やビジネスマン、医療関係者など、各ニーズにあった電子辞書を発売し、キーボードの打ちやすさなどが高く評価されてきた。
同社では、これまで培ってきた辞書コンテンツの利用ノウハウや検索サービスなどについて、今後は、セイコーホールディングスグループ内で、新たなビジネス展開の可能性を探るとしている。
製品製造終了後も、修理やサポート対応などは継続するとしている。