中小型液晶パネル製造大手のジャパンディスプレイは15日、業績改善の一環で深谷工場(埼玉県深谷市)を2016年4月に閉鎖すると発表した。深谷工場の従業員は、国内の残る4工場などに配置転換する。
これに伴い、15年3月期の連結業績予想を下方修正した。最終損益は従来予想の268億円の黒字から一転、100億円の赤字に陥る見通し。スマートフォン向け液晶パネルの出荷が落ち込んだのに加え、深谷工場の閉鎖に伴う特別損失約70億円を計上することも響く。
売上高も従来予想の7500億円から7400億円、営業利益も400億円から65億円にそれぞれ下方修正した。中間配当も前期に引き続いて無配とする。
下方修正した背景には、米アップルや中国メーカー向けのスマホ用液晶パネルの出荷の遅れが大きく影響した。利益率の高い国内メーカーのソニーもスマホ販売が不振で、年間の販売台数を下方修正しており、これらの要因も響いた。