【ハザードマップ】京都府森と緑の公社、神戸ワイン (2/2ページ)

2014.10.16 05:00

 赤字の常態化から債務超過が続く中、07年3月期の期中からはフルーツ・フラワーパークの運営などに特化。10年3月期には14億3737万円だった売上高は13年3月期には16億7800万円にまで回復した。ただ債務超過の解消までには至らず、同期末には債務超過額が30億1000万円にまで膨らんだ。

 14年3月末でフルーツ・フラワーパークの指定管理業務が終了となり、6月の神戸市議会で債権放棄などが可決され、6月26日付で解散した。(東京商工リサーチ)

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【会社概要】京都府森と緑の公社(6月上旬現在)

 ▽本社=京都市上京区

 ▽設立=1967年9月

 ▽出資金=1334万円

 ▽事業内容=森林整備・育林

 ▽負債総額=227億8397万円

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【会社概要】神戸ワイン(7月上旬現在)

 ▽本社=神戸市北区

 ▽設立=1984年10月

 ▽資本金=14億円

 ▽事業内容=レジャー施設「フルーツ・フラワーパーク」の運営

 ▽負債総額=約35億円

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 〈チェックポイント〉

 京都府森と緑の公社は、府が7割以上を出資する第三セクターで、育林に取り組んできた。しかし借入金への依存度が高すぎ、経営組織としての体をなしていなかった。民事再生法を申請したものの、結局は三セク債を使って京都府が尻拭いをし精算後に解散する。当初の事業計画が甘すぎたのではないか。

 神戸ワインは神戸市の第三セクターで、農業公園やレジャー施設を運営していた。

 しかし、長引く不況に加えてレジャーの多様化も進む中で、消費者から飽きられていた側面もあった。リピート客の取り込みなど業績回復に向けた営業戦略は真剣に検討されていたのだろうか。(東京商工リサーチ取締役情報本部長・友田信男)

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