ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのマーク・チャンドラー通貨戦略責任者=22日午前、東京都港区虎ノ門【拡大】
米投資銀行のブラウン・ブラザーズ・ハリマンのマーク・チャンドラー通貨戦略責任者は22日にフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、来年のドル円相場のレンジが現在の1ドル=105~110円から110~115円と、さらに円安が進むとの見通しを示した。「日米の景気や金融政策の違いから緩やかな円安ドル高が続く」とみる。
米連邦準備制度理事会(FRB)は28~29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和を終了する見込み。利上げの時期は「失業率の改善が目標に近づくとみられる来年6~7月が最有力」だ。一方、日銀の量的金融緩和は続くため、日本との金利差はますます拡大、円を売ってドルを買う動きが進むとみている。
ただ、急速な円安ドル高にはならないとも指摘。「米経済は完全に回復しているわけではなく、財政問題もあって利上げペースは緩やかにならざるを得ない」からだという。