ブリヂストン、五輪スポンサー機に世界戦略推進「モットーと理念一致」 (4/4ページ)

2014.10.27 06:32

TOPスポンサー契約の調印式で握手するブリヂストンの津谷正明社長(左)と、トーマス・バッハIOC会長=6月13日、東京都千代田区の帝国ホテル

TOPスポンサー契約の調印式で握手するブリヂストンの津谷正明社長(左)と、トーマス・バッハIOC会長=6月13日、東京都千代田区の帝国ホテル【拡大】

 「特に20年の東京はきちんと取り組んでいかなければならないが、すべてはこれから検討する」。武濤はBIOC事務総長の肩書を持つ。締結後に設置したBIOCはブリヂストンのIOCを意味し、同社のオリンピック戦略の中枢だ。

 まずは権利を生かして公式自動車へのタイヤ供給、施設建設における免震ゴム使用、選手村での公式自転車採用などを求めていく。16年リオデジャネイロ大会の公式自動車は日産自動車が提供する。日産との間で新たな取り組みが始まるか。東京の競技施設にはブリヂストン製免震ゴムが随所で使われることだろう。

 戦略はしかし、これだけにとどまるまい。世界を見据えなければTOPスポンサーとなった意味がないからだ。=敬称略(佐野慎輔)

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