ただ発電量が多い日中は、電力を使い切れない。そこで今年6月から、太陽光で発電・充電した電力と購入電力をミックスする実験に着手。具体的には、日が昇る前の約3時間に充電分を放出、日没までは太陽光発電により再び最大充電状態に戻す「パワーシフト制御」を導入した。この試みで、購入電力の削減量は平均10ポイント増の30%と大きく向上した。
しかし充電量が低下したタイミングで停電が起きれば、蓄電池でバックアップできる時間は短くなる。
この課題をどうクリアしていくか。各基地局とも今年度は、毎日同じタイミングで「パワーシフト」する実験を繰り返すが、今後は充電・放電のタイミングや太陽光発電分を直接使うパターンの組み合わせを何通りも試しベストミックスを探る。さらに各基地局の日照条件や天候に応じ「スタンドアローン(独立制御)で最適なパワーシフトができるシステムを目指したい」という。