いまや国際的なスポーツとなった女子柔道は海外で開かれる大会も多い。コマツは米国や英国、ドイツ、スウェーデン、ロシア、インドネシア、タイ、インド、中国、ブラジル、オーストラリアなど世界各地に生産や販売拠点の現地法人を持つ。大会があるたびに50人から100人以上の現地社員らが応援に駆けつける。もちろんコマツの選手だけでなく日本の選手団をこぞって応援する。試合の後には選手たちとのなごやかな交流会が開かれる。
岡田常務執行役員は「コマツのダントツ技と攻める柔道は、選手が勝っても負けても感動をもたらしてくれる。チームの一体感にとどまらず、応援を通してコマツグループの現役やOB、海外の社員、関係先の人たちとの一体感へと広がっていく。世界に柔道を広めることに貢献する活動とともに、これは非常に大事なことだ」と語る。(岳中純郎)