ソフトバンクは4日、携帯電話の新規契約数から解約数を引いた今年度上期(4~9月)の純増数が112万件で、前年同期比46万件余り減少したと発表した。この結果、上期は前年最下位のNTTドコモが119万件で逆転して首位となった。1位から3位まではわずか12万件の僅差となっている。
ソフトバンクは大手3社で唯一、解約率が1%を上回った。2年契約の満期を迎えたタブレット端末などの解約が増えたためとしている。
KDDIの純増数も、消費税率引き上げの影響で4~6月期が大きく落ち込んだため、27万件減の107万件にとどまった。
NTTドコモは119万件で前年同期の約5倍と大きく伸びた。新料金プランが旺盛な成約を重ねたほか、9月に発売した米アップルのスマートフォン新製品「iPhone6」シリーズが好調で、前年度末に1%に達した解約率も0・62%まで改善した。
前年4-9月期の純増数は1位がソフトバンクで158万8千件、2位がKDDIで133万5千件、3位ドコモは23万6千件と大差をつけられていた。