家電販売店では多くのジューサー、ミキサーが展示されるがそのほとんどが夏場の主力商品。冬場でも活躍できる商品を開発したかったという。「ジュースとスープが年中作れる調理家電があれば『うれしい! 楽しい!』と思った」。ビタリエにはミキシング機能が搭載されているので新鮮な手作りジュースもできる。
既に海外ブランドのスープメーカーは市場にあったが、ヒーターを搭載するためとにかく大きいことが普及のネックになっていた。幅22センチ、奥行15センチ、高さ31.1センチという日本家庭にふさわしいサイズまで小さくする苦労は並大抵ではなかったという。
次にメニュー開発。同梱のレシピ集には50種類(ポタージュ14、スープ11、おかゆ8、ミキサーメニュー12、豆乳5)のメニューが掲載されているが、より素材の美味しさを引き出すための「温度調整」「回転始動時間」など試行錯誤を繰り返した。「おかゆ」に関しても、吹きこぼれや米の堅さなど、人それぞれの好みがありモード設定に苦労した。