【未来への伝言】中垣喜彦・Jパワー名誉顧問(上) (3/3ページ)

2014.11.11 05:00

 ◆7年間で2000人削減

 〈97年6月の閣議で民営化に向けた基本スケジュール「7年で民営化」が決まる。2001年、社長就任。役員・従業員の総意で愛称を「Jパワー」と定め、04年10月に全株式上場を果たす〉

 「特殊法人の時代は9電力会社に対する補完性から、過大な利益の計上は困難だった。しかし、民営化後は安定利益の追求が最大の経営課題となる。幸いにも、オイルショックを契機として安価な海外炭火力の連続開発により、自由競争に負けない経営基盤はできていたが、より一層のコスト削減の必要があった。その一環として取り組んだのがグループ全体の人員削減だった。設立当初4000人だった従業員数が、当時は8000人まで膨らんでいた。新規採用の抑制・希望退職制度の導入などで7年間に2000人減らしたが、泣いて馬謖(ばしょく)を斬(き)る心境だった」

                  ◇

【プロフィル】中垣喜彦

 なかがき・よしひこ 九大法卒。1961年Jパワー(電源開発)入社。取締役、常務、副社長を経て2001年社長。09年相談役。14年6月から現職。76歳。福岡県出身。

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