「7つの習慣」をベースにしたより実践的なビジネススキルも教えている【拡大】
■成功哲学ベースに企業向け研修
企業向けに研修事業を展開するFCEトレーニング・カンパニーは、「『働く』をおもしろくする」を最大の目標に掲げ、ビジネスパーソンが働きがいを感じ、能力を最大限に発揮できる世界の実現に邁進(まいしん)してきた。成功哲学として知られる「7つの習慣」をはじめ、研修の数は80種類を超える。安河内亮会長は「仕事にやりがいを感じている人は12%しかいないといわれる」と語り、現状の改善に意欲を示す。
「人は樹木と同じで、根っこが太いほど幹や枝も成長する。根っことは人格やマインドのことだ」。安河内会長はそう強調する。そうした人格やマインドを磨くための基礎となり、人生だけでなく、ビジネスでも役立てられるのが、7つの習慣だという。
7つの習慣は「主体性を発揮する」「目的を持って始める」といった、人間としての成長に欠かせない習慣をまとめたものだ。1989年にスティーブン・R・コヴィー博士が執筆。これまでに全世界で3000万部、日本で190万部を売る大ベストセラーとなっている。
FCEトレーニング・カンパニーは、フランクリン・コヴィー・ジャパンとライセンス契約を結び、2013年8月にこの成功哲学を基にした研修を開始。安河内会長は「飲食店などのコンサルティングを行っていた前職時代に研修を受け、感銘を受けたことから、一人でも多くのビジネスパーソンに伝えたいと思った」と振り返る。約1年で、750人の経営者や管理職が受講したという。