PS4では、ゲーム機やソフトを売って終わりだった従来のビジネスモデルから脱皮し、ネットを介して他の利用者と対戦したり協力したりできるサービスに課金して収入を得ている。米国ではクラウドを使ったゲーム配信やテレビ視聴サービスも始めた。ゲーム事業トップのアンドリュー・ハウス氏は「コアなゲームファンに訴求してきたが、今後は家族など広範なユーザーを取り込む」と話す。
ソニーが先月発表した2017年度のゲーム事業の売上高目標は1兆4000億~1兆6000億円で、14年度見通し比の増収率は最大24%。営業利益率もほぼ倍増の5~6%を目指しており、同社の中核事業に位置づけられている。(高橋寛次)