同社はこれまで、市街地にある送電線の鉄塔敷地内など150カ所、累計で5万平方メートル超を舗装してきた。しかし、すべてが九州で、しかも九州電力とその関連企業が取引先のほとんどを占める。
このため新たな顧客開拓に取り組んでおり、民間企業への売り込みも積極化。水たまりができないため、水はねがなく歩行に安心ということでハウステンボス(長崎県佐世保市)の遊歩道にも採用された。
思惑一致で契約締結
さらに「九州以外への挑戦」(楳木真一取締役営業部長)を決め、首都圏進出を計画。この一環として今年7月、明治安田生命保険が開催した東京での異業種交流会に初めて参加した。事前配布される参加者名簿から仕事を任せられる企業をピックアップ。その中から、鉄塔などを建設してきた共和に絞り込んだ楳木氏が共和の藤田裕取締役事業開発本部長に会場で名刺交換し資料を渡した。