警備大手のセコムは24日、イベント会場などを上空から監視するための防犯用飛行船を開発したと発表した。無人の自律飛行が可能で、防犯用にこうした飛行船が使われるのは民間では日本初という。2020年の東京五輪での使用を視野に入れ、16年からの実用化を目指す。
新開発の「セコム飛行船」は全長15メートル、最大径4メートル。ガソリンとバッテリーを動力源とし、最大速度の時速50キロでの航続時間は2時間。底部には高精細カメラや熱画像カメラなどを搭載し、上空100メートルを航行しながら、地上の情報を集める。
たとえば防犯上、立ち入りが禁止されているイベント会場内の建物屋上に人を感知した場合、自動的に真上に移動して撮影。コントロールセンターに画像を送る。コントロールセンターは、詳細な写真を撮るため、至近距離まで飛行監視ロボットを飛ばすよう指示する。