ベア、三菱自や大成建設も前向き 賃上げでアベノミクス後押し (1/2ページ)

2014.12.26 07:00

 平成27年春闘に向け、賃金水準を一律で引き上げるベースアップ(ベア)を容認した経団連の方針を踏まえ、個別企業でベア実施に前向きな動きが出始めた。建設大手の大成建設が2年連続のベアを行う方向で検討を始めたほか、円安効果で業績が好調な自動車業界でも三菱自動車などが積極姿勢を示す。賃上げの流れが進めば、安倍晋三政権が経済政策「アベノミクス」で掲げる経済の好循環の推進に弾みが付きそうだ。

(森田晶宏、田辺裕晶)

 「来年もベアが実施できるよう対応したい」。大成建設首脳はこう語り、労働組合と協議する考えを示した。同社は11月に平成27年3月期の業績予想を上方修正したが、今後の業績の推移も踏まえて判断する。

 建設業界は、国内の建設需要の増加や工事の受注採算の改善を受け、業績が上昇傾向にある。今春の労使交渉で16年ぶりにベアを実施した大林組も、27年春闘で「業績など条件が整えばベア、一時金の引き上げともに視野に入れている」(白石達社長)という。

 27年3月期業績予想で、大手各社が相次ぎ過去最高益の更新見通しを示している自動車業界では、三菱自動車の益子修会長が「できれば(ベアを)やりたい。ベアと一時金の両方でバランスを考える」と、ベア実施に積極的だ。

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