2014年の国内新車販売台数(軽自動車を含む)は、消費税増税前の駆け込み需要が増税後の反動減を補い、前年比3.5%増の556万2887台と3年連続で500万台を上回った。特に維持費の安い軽は7.6%増の227万2789台と1967年の統計開始以降の過去最高を更新。新車販売全体に占める比率も初めて4割を超えるなど存在感が強まっている。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が5日、発表した。
国内販売を牽引(けんいん)した軽は新車販売全体に占める比率が前年の39.3%から1.6ポイント上昇し、40.9%となった。なかでもスズキは1月発売の「ハスラー」が増税後も人気を維持し、同社では過去最高となる70万9083台を販売。ライバルのダイハツ工業を2795台差で振り切り、8年ぶりに軽首位を奪還した。