韓国で行われた2014仁川アジア大会で銅メダルに輝いた男子バスケット日本代表。代表の国際試合は当分見られない(共同)【拡大】
□帝京大学非常勤講師・宮田正樹
日本バスケットボール協会(JBA)が昨年11月に国際バスケットボール連盟(FIBA)から、FIBA加盟国協会としての資格停止処分という制裁を受けた。日本は男女とも代表チームが国際試合を行えないなど、にわかに脚光を浴びることとなった日本のバスケットボール界であるが、ここでは日本のスポーツビジネスとしての視点から眺めてみることにする。
◆冬季で唯一の候補
アメリカでは、MLB、NFL、NBA、NHLの4大プロ・スポーツリーグがお互いのレギュラー・シーズンとプレーオフの期間を異なるものとすることによって、すみ分けを行っている。日本のプロ・スポーツリーグでビジネスとして成立し、テレビ放映されているものは、野球(日本プロ野球機構:NPB)とサッカー(Jリーグ)の2つ。それぞれのシーズンは、NPBが4月から10月末、Jリーグが3月から12月上旬で、冬季をカバーするプロ・スポーツを欠いている。日本一を決める決勝戦が冬を彩るラグビーやアメリカン・フットボールは、興行面でプロ化が見込めない状況にある。日本の第3のメジャー・プロ・スポーツリーグは、プロ化が進み、降雪地域にハンディをもたらさない室内競技であるバスケットボールが、唯一の候補なのだ。
FIBAが問題としているように、日本の男子バスケットボールにはトップを称するリーグとして、ナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)と日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)の2つが存在する。いずれも10月から翌年5月末までをシーズンとしており、冬季をカバーするプロ・スポーツリーグとして格好の存在なのだ。