韓国で行われた2014仁川アジア大会で銅メダルに輝いた男子バスケット日本代表。代表の国際試合は当分見られない(共同)【拡大】
デジタル化したテレビ業界にとって、スポーツはコンテンツとしての重要性が高まっている。アメリカでは2003年から13年の10年間でスポーツ番組の総放送時間が232%増と驚異的な伸びを記録しており、13年の1年間に2億5500万人が全国放送のスポーツ番組を延べ330億時間視聴しており、03年の260億時間に比べて27%も増加している。日本でも、インターネット配信などさまざまなテレビ視聴の形に対応し特徴あるコンテンツを提供していくためには、プロ野球とサッカーだけではコンテンツ不足が懸念され、新たなスポーツ・コンテンツの開発が必要とされる。
また、「地方再生」の手段として、地方公共団体にとってプロチームの招致・育成は注目に値する。地方メディアにとっては、地元プロチームは地域密着型の商材として提携価値が十分見込めるものである。
◆競技者登録数2位
これらを踏まえて日本のバスケットボール市場を測る数字を見てみよう。NBLとbjリーグの2つのリーグを合わせた年間観客動員数は延べ約130万人にすぎない。しかし、競技者人口を見ると、競技団体に競技者登録される人数は、サッカーが最も多くて約96万人だが、バスケットボールは2位で約62万人。スポーツ実施人口で見ると、サッカーは約750万人、野球が約730万人、バレーボールが約650万人、バスケットボールは約570万人である。バスケットボールは野球やサッカーとさほど遜色ない基盤を有している。バスケットボールは天候に左右されない室内競技という強みもある。