キリンホールディングス(HD)が、平成27年12月期を最終年度とする中期経営計画の目標を下方修正することが7日、分かった。連結営業利益目標1700億円としているが、これを一旦白紙に戻す。28年度からの次期中計の策定にあわせて、新たに目標を設定する。国内シェアの挽回や、新規の市場開拓など攻めの経営に切り替える。
キリンHDは25年度~27年度の3カ年の中計を展開している。計画では連結売上高2兆3千億円以上、営業利益1700億円以上を目指すとしている。
しかし、国内ではビール類や飲料などの不振で独り負けの状態となっている。26年12月期については当初1400億円としていた営業利益見通しを1200億円に下方修正した。
キリンビールの磯崎功典社長が3月末にHD社長に就任し、経営体制が一新するのに伴い、中計の営業利益目標も見直すことにした。今後、磯崎次期HD社長を中心に、次期中計の策定を進める方針だ。
キリンは当面、利益よりも事業拡大、競争への対応力向上に乗り出す考えだ。