都内のマクドナルド【拡大】
日本マクドナルドホールディングス(HD)が9日発表した昨年12月の既存店売上高は、前年同月比21.2%減となった。前年実績を下回るのは11カ月連続。昨年7月下旬に発覚した中国加工食品の期限切れ鶏肉の使用問題を受け、8月に25.7%減となって以来の落ち込みで、2001年以降で2番目のマイナス幅となった。
同社は「チキンマックナゲット」へのビニール片など異物混入が相次いで報じられており、1月も客足低下が予想される。昨年の鶏肉問題以降の業績回復は極めて厳しい状況に追い込まれた。
こうした動きを反映し株価も売られ、9日終値は前日比27円安の2503円だった。8営業日続落で、一時2500円を割り込む場面もあった。