--15年度からの中期経営計画の方針は
「東日本大震災後、ようやく財務状況などが前向きに投資をできる環境になってきた。まず、製紙工場で費用低減対策の投資で操業を安定させる」
--石巻工場の復興状況は
「従業員や地域住民、行政、取引先企業の支援で生産能力は回復した。総合バイオマス企業の主力工場と位置付け、発電設備の新設などで雇用の拡大やエネルギー供給など地域への恩返しをしていきたい」
◇
【プロフィル】馬城文雄
まのしろ・ふみお 九大卒。1975年十條製紙(現・日本製紙)入社。取締役原材料本部長、常務執行役員などを経て2014年6月から現職。熊本県出身。