【未年に翔ける】ローソン社長・玉塚元一さん(52) (1/2ページ)

2015.1.10 05:00

 ■M&Aラッシュより既存店強化優先

 --昨年は大型の企業買収などもあった

 「(高級スーパーの)成城石井や(シネマコンプレックスの)ユナイテッド・シネマなどの買収案件が相次いだ。こういった大型な案件は、何年かに一度のタイミングで浮上してくるもの。その上、本業のコンビニエンスストア事業を強化するものでなければ、買収を検討することもない。そのためM&A(企業の合併・買収)を次々とやるというわけではなく、当面は既存店強化の方に優先順位を高く置いている。ただ、再編は業界の中で起きてくる可能性はあるとみている」

 --出店は計画通りに進んだのか

 「2015年2月期の出店計画はもともと1100店舗。若干欠ける可能性もあるが、だいたい予定通りに進んでいる。16年2月期の出店計画も、昨年と同じ程度ではないか。規模を追求するのではなく、あくまでも質と量のバランスをとっていくことが重要だと考えている」

 --主力のローソンにおける戦略は

 「カラオケボックスとの一体店舗といったことはあまり考えていない。ただ、ローソンが強みを持っている病院などでの出店は伸ばしていく考えだ。今年6月には、ローソンが40周年を迎える。節目のいいタイミングで、売り場、商品、コミュニケーションを革新して、根本的に見つめ直していく」

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