--原油安で日本経済は浮上するか
「日本の景気にとっては神風。日銀が掲げる『2年で2%』の物価上昇目標の実現は難しくなるが、原油価格が半分になり、日本経済が助かるのであれば、物価目標を達成できなくても構わない。ただ、さらなる追加緩和はバブルを加速させる懸念がある」
--消費税再増税の延期で財政再建は厳しさを増した
「とはいえ、安易な増税は許されない。中長期的に緩やかなインフレを実現できて、経済成長率が伸びれば、税収は増える。財政再建は30年ぐらいのスパンで考えるべきだろう」
--社会保障制度の改革については
「高齢者に支払う(社会保障の)額が多すぎる。若者にもっとお金を分配する施策が必要。そして、元気な高齢者は働くべきだ。定年は将来的になくした方がいい」
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【プロフィル】宮内義彦
みやうち・よしひこ 関西学院大商卒。1960年日綿実業(現双日)入社。64年オリエント・リース(現オリックス)入社。取締役を経て80年に社長兼グループ最高経営責任者(CEO)。2000年に会長兼グループCEO。14年6月から現職。兵庫県出身。