高齢者住宅、サービス競う 大手デベロッパー本格参入 (2/2ページ)

2015.1.14 06:49

大京の「かがやきの季・中野南台」では、各部屋にテレビ電話を導入。対話サービスを行う=東京都中野区

大京の「かがやきの季・中野南台」では、各部屋にテレビ電話を導入。対話サービスを行う=東京都中野区【拡大】

 大京と同様、食事サービスには力を入れており、家庭の味を再現するため四季折々の食材を使い、施設内の厨房(ちゅうぼう)で調理した温かい食事を提供する。また、マグロの解体ショーなど季節に応じた行事も順次開催する。

 高齢化社会の進展で、新築マンション市場が縮小傾向をたどるのは必至。このためデベロッパー各社は、既存マンションの顧客を囲い込んでリフォーム需要につなげるなど、ストック戦略に力を注ぐ。サービス付き高齢者向け住宅もストック事業の一環。既存顧客もターゲットとなるからだ。

 大京は「かがやきの季」シリーズを展開する一方で、同社の「ライオンズマンション」の居住者も高齢化が進んでいる点を考慮。「高齢者が多い物件に訪問介護事業所を併設し、サービスを提供することも視野に入れている」(杉田昌之・高齢者住宅事業推進チーム室長)という。東京建物シニアライフサポートの加藤久利社長は「新築マンションの事業エリアと重ね合わせることで、幅広く商品展開できるようにすることが課題」と話している。

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