トヨタ自動車は2015年の世界販売首位の座を独フォルクスワーゲン(VW)に明け渡す可能性が高まったものの、収益性では依然引き離す。超円高期から地道にコスト削減などに取り組んできたからだ。2013年度から3年間凍結した工場新設の解除も視野に入るが、規模拡大に頼らず成長を持続できるかが問われる。
VWは14年の世界販売台数でトヨタを9万台差まで追い詰めた。ただ、売上高営業利益率は6.4%(14年1~9月期)にとどまり、10.4%(同4~9月期)のトヨタに引き離されている。VWは「ポルシェ」や「アウディ」など高級ブランドを抱えるが、主力のVWブランドは利益率が低く、生産や開発コストなどが重荷になっている。