全日空と日航が要望する便が重複した場合は3社での共同運航も視野に入れる。日航の植木社長は「1便を3社で共同運航しても顧客に迷惑をかけることはない。(共同運航は)路線や便の隙間が埋まり、日航、全日空にもプラスになる」と前向きな姿勢を見せた。
15年度の路線計画では、全日空が9月に成田-クアラルンプール線を約13年ぶりに再開し、7月に成田-ホノルル線を増便。発表済みの路線新設や増便と合わせ、成田発着の国際線は14年度比で1日5便増となる。
日航は3月下旬から成田-モスクワ線を増便。関西-ソウル線は自社運航便を運休し大韓航空の共同運航便に一本化する。
北陸新幹線の開業で影響が見込まれる全日空の羽田-富山線と全日空、日航の羽田-小松線は現行の便数を維持し、機材の小型化などで対応する方針だ。