■事業の複合化や融合で付加価値高める
--2016年度までの中期経営計画を昨秋修正した
「繊維や樹脂など素材系事業は(原料など)『川上』に固執し、収益が低迷している。圧倒的な市場シェアや価格競争力がないと、中国や中東など生産条件の違う企業と(原料などの)汎用(はんよう)品ビジネスでは勝負ができない。事業構造を変え、加工やサービスなどまでを手掛け、付加価値をつけられる事業以外は生産能力を削り、将来性のある事業に投資をしていく」
--15年度の課題は
「16年度に向けて構造改革を進める。例えば(寝装品のクッションなどに使う)ポリエステル短繊維の生産は17年度末をめどに徳山事業所(山口県)を閉鎖して松山事業所(愛媛県)とタイ子会社に移管するが、顧客への生産責任を果たしつつ着々と実行する。業績の足を引っ張る事業をなくし、16年度に営業利益500億円、株主資本利益率(ROE)8%を目指す」