だが、スズキと昨年末まで競り合った結果、年間シェアはスズキが約3000台差で8年ぶりに首位を奪還した。
激しい販売競争でダイハツの4~12月期の軽販売は約48万台と前年同期比2%増えた。それにも関わらず、消耗戦となったため業績は落ち込んだ。営業利益1100億円を掲げた通期の業績予想は据え置いたが、残り3カ月で進捗(しんちょく)率は5割弱にとどまる。
入江誠取締役は29日の会見後、記者団に対し「営業費用のばらまきはもうしない。弱点の東日本へ集中投下するなど使い方を見直したい」と述べ、営業戦略を変更する考えを明らかにした。