ホンダ新型セダン「グレイス」は“万全の品質” HVだけ展開した理由は? (2/3ページ)

2015.2.1 07:00

発表会でお披露目されたホンダのセダンタイプのハイブリッド車「グレイス」=平成26年12月、東京都港区

発表会でお披露目されたホンダのセダンタイプのハイブリッド車「グレイス」=平成26年12月、東京都港区【拡大】

 --小型セダンの分野は手薄だった

 「ホンダはこれまで『N』シリーズで軽復権を果たし、コンパクトクラスが伸びるなか小型SUV(スポーツ用多目的車)でヴェゼルを投入した。次に4ドアセダンを投入することで、コンパクトクラスを盤石にしたい」

 --HVのみの展開にしたのはなぜ?

 「海外では『シティ』のモデル名で先行販売しているが、インドではディーゼル、南米ではバイオエタノールなど、それぞれの国に必要な動力源を使っている。日本でHV専用展開にしたのは、ユーザーのHV志向が非常に高いからだ。燃費などの経済性だけでなく、環境への配慮を周囲に示す面でもHVの需要が高い」

 --日本でのガソリン車の投入計画は

 「ありません」

 --どんな車が競合になるのか

 「トヨタ自動車のプリウスだろう。これまではセダンのHVが欲しい人はプリウスかカローラかという選択肢しかなかった。輸入車では独メルセデス・ベンツやBMWもセダンが売れているが、それは質感やデザインが素晴らしいからだ。われわれは5ナンバーHVだがデザインもすごく格好良く、装備もセダンらしい装備にこだわった。このカテゴリーで革新を起こしたい」

部品を共通化しているフィットとはどう違うのか

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