ソウルの携帯ショップ前では、アップルとサムスンの両機種が激突するが…(AP)【拡大】
アイフォーンには、創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の狂気といえるまでの端末への思いやこだわりが込められており、そうしたものがブランドを形成している。サムスンのギャラクシーも精錬されたデザインでクオリティーは高いが、「端末にスピリッツがないのがアイフォーンとの大きな違い」(同)と話す。
「サムスンに乗り換えるメリットはなし」
アップルの強さは、端末だけではない。基本ソフト(OS)やアプリストアも垂直統合で展開しているのが、サムスンと大きな違いだ。「アイフォーンで音楽や動画を楽しんでいる利用者がサムスンに乗り換えるメリットはない」(携帯電話会社の幹部)。
サムスンはアップルと端末で勝負するしかなく、苦手とされるイノベーションを自ら起こさなければ、勝ち目がないのが実情だ。そうした中、ギャラクシーと同じ機能で半額で作るシャオミなども現れ、かなり追い詰められている。