スカイマークが発注したA380の初号機は、昨年4月に初飛行を終えた。この約3カ月後に購入契約が解除される(エアバス提供)【拡大】
民事再生法の適用を申請し経営破綻したスカイマークの主な債権者が、同社が東京地裁に提出した再生手続き開始の申し立て書類で3日までに判明した。
最大の債権者は米ゼネラル・エレクトリック(GE)系の航空機リース会社、GEキャピタル・アビエーション・サービシズで、債権額は147億6615万円。同業のAWASアビエーション・トレーディングの137億4621万円などが続いた。
スカイマークは、運航に使用する機材をこれらの航空機リース会社とリース契約を結んで調達している。
リース関連以外の債権者では、国土交通省航空局(債権額は29億1727万円)や、神戸市(同9477万円)、中部国際空港会社(同2427万円)などもあった。西久保慎一前社長も個人名義で7億円を貸し付けていた。超大型機「A380」6機の購入契約解除をめぐり欧州エアバスから違約金を求められている問題は、交渉が決着していないため「額未定」とした。