■プラス効果1750億円
トヨタ自動車は4日、2015年3月期の連結業績予想について、本業のもうけを示す営業利益を従来予想より2000億円多い前期比17.8%増の2兆7000億円に上方修正した。従来予想で過去最高を見込んでいたが、さらに上ぶれする。コスト削減に加え、円安が進んだことで利益が押し上げられる。
売上高は5000億円多い5.1%増の27兆円、最終利益は1300億円多い16.8%増の2兆1300億円で、それぞれ過去最高を見込む。
営業利益については、従来予想と比べ、円安によるプラス効果が1750億円。コスト削減も400億円押し上げる。
トヨタはリーマン・ショック後の09年3月期に赤字転落後、コスト削減や既存設備の最大限の活用などを進めてきた。
グループ世界販売台数の見通しは、従来予想通り1010万台に据え置いた。北米は好調だが、消費税増税後の販売低迷が長引く日本やタイなどアジアで苦戦している。
同時に発表した14年4~12月期連結決算は営業利益が前年同期比13.9%増の2兆1148億円で、7年ぶりに過去最高を更新した。売上高は5.2%増の20兆1156億円、最終利益は13.2%増の1兆7268億円で、いずれも過去最高だった。
営業利益はリーマン前の07年4~12月期と比べ約2400億円増加しており、佐々木卓夫常務役員は記者会見で「厳しい経営環境の中、仕入れ先や販売店含め、オールトヨタで原価改善の努力をしてきた結果が表れた」と強調した。