高校生の今後の人生は長い。短期的な利益を追求して自らの信頼性を失うと、将来の利益を大きく損なってしまう。多くの高校生が社会に役立つ知識や考え方を身につけられるよう、これからも関係者と協力していきたい。「正しい職業観、勤労観」を身につけた人材こそが、それぞれの人生を実りあるものとすることを通じて、付加価値のある産業を育て、地域を支え、日本経済の未来を築く。
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【プロフィル】谷みどり
たに・みどり 東大経卒。1979年通産省(現経済産業省)入省。経産省消費経済部長、官房審議官(消費者政策担当)を経て、2008年7月から現職。59歳。広島県出身。