子供向け運動教室活況 学研が本格展開、スポーツクラブや幼稚園も熱視線 (3/4ページ)

2015.2.14 06:39

 一方、幼稚園や保育所でも、子供募集の際の優良コンテンツとして運動教室に期待する。課外体育指導「コスモスポーツクラブ」などを運営する業界大手の幼児活動研究会の会員数(15年3月末見通し)は4.9%増の5万7000人。同社の川田伸経営企画室長は「園側からは『足が速くなる』『逆上がりができる』など、上達度の結果が求められている」と指摘、運動教室へのニーズの高まりを実感する。

 1990年代に事業化された体育の家庭教師も現在、東京都内だけで20社以上あり、根強い人気がある。家庭教師派遣業、フォルテ(東京都世田谷区)の長沢宗太郎社長は「子供の体力低下が社会問題となっていることが背景にある」と分析する。

 文部科学省が昨年11月に公表した2014年度の全国体力テスト結果では、小中学男女の握力やボール投げが過去最低だった。同省の13年度の調査でも、中学女子で1週間の総運動時間が「60分未満」と答えた割合は29.9%で最も多かった。

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