--兵庫県伊丹市から同県豊岡市に工場を移転した
「前の工場は住宅地の中にあり、夜間に操業できなかった。海外からの注文に対応するため工場を移転して24時間操業可能にした。技術力を強みにしているので良質な労働力は生命線。地元の優秀な人材を奪っていく大企業が近くにないことが大切で、その意味であえて地の利の悪い場所を選んだ」
--航空・宇宙産業に注目している
「まだ売り上げに占める割合は微々たるものだが、必ず伸びる。宇宙空間という過酷な状況で機能するばねを作るには設計や製造などあらゆる面で難易度が高い。ロケットエンジン用のばねについては、他社で1年かかっても作れなかったのが、当社はたった1カ月で作り上げて高い評価を得た。こういった特殊なばねに対応できる企業は限られており、当社の得意分野でもあり、生きる道でもある」(栗井裕美子)
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【プロフィル】渡辺良機
わたなべ・よしき 大学卒業後、実家の鉄工所での勤務を経て1973年、東海バネ工業に入社。84年、2代目社長に就任した。69歳。大阪市出身。
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【会社情報】東海バネ工業
▽本社=大阪市福島区鷺洲3-7-27
▽創業=1934年3月
▽資本金=9644万5400円
▽従業員=88人(2015年2月3日現在)
▽事業内容=ばね製品製造、販売