資生堂が東京・銀座で開いた「マーケティングインターンシップ」=16日【拡大】
資生堂は16日、大学生らを対象にしたインターンシップ(就業体験)を東京都内で開いた。魚谷雅彦社長が経営の柱に据える「マーケティング」に特化し、大学生らが商品や広告などの企画を立案する形式を導入。同社の課題とされる若年層へのブランド浸透を図る。
同社は2014年度からインターンシップを始め、昨夏はデザインをテーマに実施した。
マーケティングに焦点を当てた今回は大学・大学院生計48人が参加し、5日間にわたって開く。
期間中は20~30代の若手社員が指導役となり、グループ別にマーケティング戦略を策定。最終日には役員らの前で、戦略の発表会なども行う予定だ。
参加した同志社大3年の森寛恵さんは「世界中の人がどんな商品を必要としているのかを考えたい」と声を弾ませた。
ブランド企画室の関川祥室長は「若年層にも現業以外からも発信していきたい」と話した。