私に伝える力があるとすれば、過去の経験があるからです。
私は大学卒業後、京都の工作機械メーカーに就職しました。サラリーマン時代は東欧を中心に海外勤務が長かった。その後、長崎県平戸市の実家のカメラ店の手伝いを経て、同じ長崎の佐世保市にカメラ店「たかた」を設立したのです。
サラリーマン時代は商品知識を蓄え、外国人に伝えることを、カメラ店では店頭での接客や訪問販売、宴会場での撮影などをやりました。こうした体験と、多くの方との出会いを通じて、伝えることの大切さを学んできたのです。
41歳の時、知人の紹介で地元・長崎放送のラジオの通販番組に出演しました。2万円前後のカメラが、わずか5分間で50台も注文が入ったのです。
「これはおもしろい。ラジオだけ、長崎だけではもったいない」
その後、テレビ局と交渉して、深夜枠に通販番組を作ることになりました。テレビショッピングに続き、最近はネット上に専門サイトも設けました。
社長時代を振り返ると、目の前のことに集中し、のめり込み、やり続けてきました。