一方、総務省の家計調査では、ガラケーとスマホを合わせた2013年の携帯電話の通信費は前年比2%増の全世帯平均8万3099円。10年前の1.4倍に膨らんでいる。固定電話の通信費が減少しているとはいえ、通信費総額は月1万円を超える年12万3596円と過去最高を更新した。通信費を抑えたい傾向は強く、調査では「ここ数年で費用が増えたと感じているもの」として「携帯電話・スマホなどの通信費」を挙げた人が59.0%で1位、「節約したいもの」として挙げたのは56.3%で2位だった。
長い目でみれば…3年目以降も割引継続
ドコモの加藤薫社長は1月29日のドコモ光の記者発表で「移動・固定通信、ブロードバンド環境のワンストップ化。携帯、光通信、ISP、サービスの4つをお得な料金で提供できるものと考えています」などとサービス導入の意義を挙げた。
通信費節約のキーワードは「まとめる」。たとえばインターネットの使用料はNTT東西、携帯電話はドコモなどそれぞれの別々に支払っていたものをひとつの会社にまとめることで安くなる「セット割」が用意されたからだ。ドコモが昨秋からスタートした新料金プランも合わせれば家族でパケットを「まとめる」ことで携帯の通信料がさらに得するプランや割引もある。