--それ以外の強みは
「子供向けビジネスを展開する他の企業は地方の文具店などを代理店にしてきたのに対し、当社は全国約70カ所に自前の拠点網を築いている。建築士も全国に約30人いて、建て替えに関する顧客の要望を直接聞ける。幼稚園、保育園向けの事業に安全のノウハウは欠かせないが、子供の遊び方は家と外では全然違う。事故の予防につながる顧客の声を集められるのは当社だけといっても過言ではない」
--少子化で子供向けのビジネスは苦境が続く
「長年の事業展開で、出生数の変動という荒波をくぐり抜けてきた。設計分野に進出したのも、昭和30年代後半から急増した施設が平成期に入って老朽化し始めたから。特に都市部はむしろ施設がどんどん増えているし、子供一人にかけるお金も増加している」
--商品の魅力を高める工夫も続けている
「当社の制服は『ミラ・ショーン』などのアパレルブランドと連携し、運動しやすさと見栄えを両立させている。auの携帯電話などで知られる工業デザイナーの深澤直人氏に遊具のデザインを依頼したこともある」