この壁をどう打ち破るかが、アップルウオッチの販売拡大のカギになるが、国内の証券アナリストは「アップルブランドを前面に勝負するのでは」と指摘する。全世界にアップル信者と呼ばれるファンがおり、一定程度の販売は見込めるという。
調査会社ガートナージャパンの蒔田佳苗主席アナリストは、「アップルはハイエンドの時計マニアもターゲットに狙っている」と話す。新製品の最上位モデルは218万円と高級腕時計並みの価格だ。アップルは、ファッション誌「ヴォーグ」3月号に12ページの広告を掲載。国内外の高級百貨店でも販売する。
今後の販売ではアップル信者や高級時計マニアなどに一定の需要は見込めそうだが、それ以外のアイフォーン利用者に受け入れられるかは未知数だ。