トヨタ自動車の採用者数【拡大】
トヨタ自動車は11日、2015年度の採用計画(新卒は16年春入社)を発表した。14年度実績(1744人)と比べて30.4%増の2275人を国内で採用し、リーマン・ショックの影響を受けて採用数を抑えた09年度以降では、初めて2000人を上回る。製造業では人手不足が深刻化しており、工場などで働く技能職の採用数を大幅に増やして生産現場の強化を図る。
主に工場の生産ラインを担当する技能職は定期採用を44.1%増の1000人(14年度は694人)とするとともに、期間従業員の正社員登用は2.7倍の300人(同110人)を計画し、いずれも大きく増やす。
競争が激しい環境対応車などの開発を進めるため、技術職も8.1%増の585人と14年度の541人を上回る。事務職は7.7%減の120人と14年度の130人を下回る。一般職に当たる業務職は14年度と同数の40人とした。