「ザクとうふ」丸3年で420万個販売 豆腐業界をリードする相模屋食料 (2/6ページ)

2015.3.12 08:00

2012年3月に発売された「ザクとうふ」。当時は大きな話題になった

2012年3月に発売された「ザクとうふ」。当時は大きな話題になった【拡大】

  • 流れてきた豆腐をセンサーが感知し、次々容器をかぶせていく機械=前橋市鳥取町の相模屋食料第三工場
  • 鳥越淳司社長

 同社はさまざまなヒット商品を生み出しているが、そのほとんどは鳥越社長のアイデアだ。ザクとうふはその代表作で、ガンダム好きの鳥越社長が、10年に行われた「ガンプラ」イベントでさまざまなコラボ商品があるのを知ったことが開発のきっかけだった。

 それまで豆腐といえば、老若男女誰からも好かれる商品がヒットの鉄則。ザクとうふはそんなセオリーを無視した業界初の挑戦だった。しかし蓋を開けてみれば、30~40代の男性層の心をがっちりつかんでみせた。

 「ザクとうふはガンダムのファン以外には何の価値もない。それでもヒットできるだけの土壌が、豆腐市場にあるということが初めて分かった」(鳥越社長)

 その後も、子供向けの「プチとうふ」、F1層(20~34歳の女性)向けの「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」など、ターゲットを絞った商品を次々発売している。

 年商1000億円宣言

 ユニーク商品が注目されがちな相模屋食料だが、最も力を入れているのは豆腐の基本の絹豆腐と木綿豆腐。主力工場の第三工場(前橋市)はこの思いが詰まった工場になっている。

翌年から日本最大の豆腐工場として稼働を始めた

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