「ザクとうふ」丸3年で420万個販売 豆腐業界をリードする相模屋食料 (4/6ページ)

2015.3.12 08:00

2012年3月に発売された「ザクとうふ」。当時は大きな話題になった

2012年3月に発売された「ザクとうふ」。当時は大きな話題になった【拡大】

  • 流れてきた豆腐をセンサーが感知し、次々容器をかぶせていく機械=前橋市鳥取町の相模屋食料第三工場
  • 鳥越淳司社長

≪鳥越淳司社長インタビュー》

 ■“必ず自分でやる”がモットー

 --相模屋食料に入社した当初は、午前1時から工場に入っていたと聞いた

 「ものづくりの会社なので、最初はものを知らなくちゃいけない。大豆を見て、触って、ひいて、豆乳を飲んで、豆腐を作ってということをした。2年間ぐらい続けた」

 --豆腐作りで何を感じた

 「大豆は農作物だから毎日入ってくる原料も厳密に言えば違う。そこから温度、湿度とかによって豆腐は変わってしまう。豆腐にはこんなにもいろんな顔があるんだということを一番感じた。豆腐づくりが分かってしまえば、自分で何かやろうというときに生きてくる」

 --鳥越社長のモットーは

 「業界トップの企業になると、私たちがやることすべてが初めてのことになる。ジャングルの道を切り開いていくような感じ。左に行っていいのか、右に行っていいのかまっすぐ行っていいのか。全部自分たちにかかっている。だからそれを社員にやらせるのではなく、“必ず自分でやる”ということがモットー。自分で決めて自分で取り組んで、当然責任も自分でとる。そういうことを大事にしている」

社員には今やっていることを楽しんでほしい

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