トヨタが高水準のベアで決着したことを受け、トヨタグループの部品大手デンソーやアイシン精機、豊田自動織機が1000円増の3000円で決着する見通しで、下請けメーカーの賃上げにも弾みが付いている。
ただ、米金融情報サービス会社トムソン・ロイターの調査では大企業・中堅企業のうち39%が15年春闘でベアをしないと回答した。小売業界ではファミリーマートがベアを見送る。電力大手も原発停止後の厳しい経営環境を理由に、大半の労組がベア要求をしないなど業界で明暗が分かれた。海外に販路を持たない中小企業も円安による原材料価格の高騰で経営が苦しく、「大手のベアにはついて行けない」(愛知県内の自動車部品メーカー)と悲鳴が上がる。