セブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長(寺河内美奈撮影)【拡大】
セブン&アイ・ホールディングス(HD)の鈴木敏文会長は19日、コンビニ3位のファミリーマートと、4位のサークルKサンクスの親会社ユニーグループ・HDが経営統合交渉を始めたことについて、「単純に一緒になっても、あまり効果が見いだせないのではないか。今回の件には、ほとんど無関心だ」と述べた。
東京都内で開かれた入社式後、記者団の取材に答えた。
鈴木会長は、コンビニの統合にあたっては、加盟店の意識が重要であると強調。今回の統合で商品や運営などが一緒になることについて、「加盟店オーナーの不安が強くなっていると聞いている」とも述べた。
セブン&アイが、地域で強みを持つ他のコンビニチェーンを統合する計画があるかについては、「可能性がないとは言えないが、積極的には(相手を)探していない」と話した。