【企業スポーツと経営】ワコール女子陸上競技部(上) (1/3ページ)

2015.3.24 05:00

永山忠幸監督

永山忠幸監督【拡大】

  • 2013年8月、モスクワで開催された世界陸上競技選手権女子マラソンで3位でゴールする福士加代子選手

 ■強いチームづくりで五輪代表輩出

 ワコールの女子陸上競技部は来年で創設30年を迎える。「スパークエンジェルス」の愛称で本社を置く地元・京都市民をはじめ、陸上ファンに親しまれる存在だ。全日本実業団対抗女子駅伝では大会記録となる4連覇を達成。ナショナルチームのメンバーで次期ブラジル・リオ五輪への出場を目指す福士加代子選手らを輩出し、日本陸上界を牽引(けんいん)するチームとしても期待が高まる。

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 ◆創業者の思い受け継ぐ

 女子陸上競技部ができたのは1986年。京都の陸上界は有能な選手を出しながらもチームの“受け皿”がなかったため、当時、京都商工会議所会頭を務めていたワコール創業者の塚本幸一社長が創業40周年を迎えたこの年、「京都から強いチームを」との思いで立ち上げたという。

 チームはこの期待に応えるように創部4年目にして全日本実業団対抗女子駅伝で初優勝を飾り、92年まで4連覇を達成。95年にも5回目の優勝を果たした。優勝に貢献した真木和選手は92年のバルセロナ(女子1万メートル)、96年のアトランタ(女子マラソン)と2大会連続で代表に選ばれ、文字通りの黄金期を築く。

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