スカイマークめぐる相関図【拡大】
ただ、ANAHDに対するスカイマークの警戒感は小さくない。スカイマーク関係者によると、民事再生法の適用申請前の1月半ば、同社がANAHDに求めていた資金面での支援が物別れに終わったという。この関係者は「当社を支援する機会は過去にもあったはず。真意を十分に見極める必要がある」と話す。
インテグラルは90億円を上限とした貸付枠を設定、いずれは株式に振り替えて過半数を出資する構えをみせている。スカイマークへの出資を希望する共同スポンサーと出資比率でどう折り合うかも課題となる。
一方、今月18日までに債権者から届け出があったスカイマークの債権総額は3千億円を超えたようだ。共同スポンサーの選定作業と並行して、債権者との減額交渉を本格化させる方針だが、民事再生法の適用申請時点で約711億円だった負債総額は大幅に増えそうだ。
届け出額は総資産(昨年12月末時点で741億円)を大きく上回っており、同社が債務超過に陥るのは確実とみられ、株主の権利を消滅させる100%減資を実行する公算が大きい。
スカイマークによると、民事再生法の適用申請の前後では、1日の運航便数は約16%減ったが、週間売上高や1日当たりの有償旅客数は回復傾向にあるとして、「客離れは起きていない」という。
ただ、業界内には「学生の休みなどがある3月は良くても、閑散期の4月は苦戦するだろう」(航空大手幹部)との冷ややかな声もあり、再生に向け予断を許さない状況が続く。