東芝が、宇宙線を用いて福島第1原発の原子炉内部の状態を測定するために開発した装置=横浜市磯子区(同社提供)【拡大】
福島第1原発2号機の測定では、原子炉の建屋を挟み込む形で装置を設置。ミュオンの散乱角度を解析することでデブリの位置や性質の状況を把握する。東電は数十日間に渡って2号機の原子炉圧力容器内のデータを収集、デブリの取り出し作業に向けて前進させたい考えだ。
11年の福島第1原発事故では冷却材の喪失で原子炉燃料が溶解し、圧力容器内や、その下部に多数のデブリがあるとみられている。廃炉作業を進めるにはデブリを正確に把握し、取り出すことが不可欠となっている。原子炉内は依然、放射線量が高いため、測定装置に対し大きな期待が寄せられている。