東大阪市に本社を置く万代は、一定の地域で集中的に出店するドミナント戦略をとる。商圏の客を囲い込むと同時に物流や商品調達を効率化できるのがメリットだ。大阪、兵庫、京都、奈良、三重の2府3県に約150店を展開するが、このうち100店超は大阪府内。関西の中でもローカルなスーパーといえる。平成26年2月期の売上高は2793億円で、27年2月期は増収を見込む。
理詰めの戦略
一方、セブン&アイ・ホールディングスの26年2月期の連結売上高は5兆6318億円。うち2兆500億円を占めるイトーヨーカ堂などスーパーストア事業では、万代と同様のドミナント戦略をとってきた。店舗の7割は関東に集中する。
セブンは長らく関西進出の機をうかがったが、ダイエーの厚い壁に阻まれたとされる。この間、セブンは仮説を立て売り場で検証することを繰り返し商品と売り場を洗練させていく、という鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)の「理論」で地盤を固め、高い収益性を身につける。