開発したポリプロピレン製のシステムプランター。軽いうえ、根も絡みやすいため密着度も高い=静岡県富士市【拡大】
旭化成ホームズはリフォーム工事の際に、屋上やベランダの緑化を効率的に行えるシステムを開発した。従来は構造計算を実施した上で植栽の規模を定めるが、軽くて硬いという特性を備えるポリプロピレンを使ったシステムを活用することで、構造計算なしに施工できるのが特徴だ。
一定の広さで植栽を行うには大量の土と水が必要になる。特にリフォームの場合は構造計算をやり直して対処する必要がある。
こうしたなか、同社が開発したのはマット型のシステムプランター。マット状のポリプロピレンに穴を開けて草木を差し込み、その上から土をかぶせた構造で、マットに根っこが絡まっているため密着度も高い。これを敷き詰めて緑化する。
事業は、埼玉県の造園業者と連携しながら進めていく。あらかじめ低木や芝生が根付いたものを植栽する。当初は十数種類の中から選べるようにし、将来的にはオーダーメードにも対応できるようにする。
旭化成ホームズは、旭化成グループが横断型で新しい事業を創出する場として稼働している「実証棟 HH2015」で検証を行ってきた。
樹木にビニールなどの障害物をかぶせ、植えてある樹木が根こそぎ抜かれてしまうこともある風速30メートルの風を当てた実験でも、問題がないことが分かった。